脱帽!ミニマリストの生活はこんなに合理的 「最小限」で暮らすことで手に入る幸せ
収納スペースに余白があれば、風も通り、収納全体の換気にもなります。カビを防ぐこともでき、服をはじめ、暮らしの道具を保管するのに快適な環境がつくれます。服とモノの管理に適しているルールだと思います。
服は制服化する
私は服の種類や色を減らし、ミニマム化を図っています。なぜなら、毎朝、慌ただしい時間の中で、そのつどそのつど着こなしを考えるのに疲れるから。種類が多いと毎日選んで考えてと手間がかかります。実際、気に入って頻繁に使うものは、実は1〜 2枚しかない。だから枚数を減らし、気に入ったものだけ使うようになりました。
枚数が少ない分、服は良質で「品のいいもの」を選ぶようにしています。身だしなみは、「その人」を映し出すもの。私のことをよく知っている人ならば、どんな服装でもOKですが、その場にそぐわない洋服を着ていると、それで判断される方も少なからずいます。見た目だけで判断されて、意見を聞いてもらえないのは悲しいですし、服ひとつで損をしてもしょうがない! 「ミニマム=貧乏くさい」にならないよう気をつけています。
服を減らすと、当然着る回数も、洗濯の回数も増えます。きちんと手入れをしていかないとすぐくたびれてしまいます。だから、手入れしてでも長く愛用したいものを選んでいます。手入れは正直面倒なので、愛着がないとできません。
こうして少ない服で「制服化」すると1 枚あたりの消耗が激しくなります。なので、ワンシーズンでお別れするルールにしています。翌シーズンも着ようと保管すると、収納が満杯になります。でも、半年大事にしまって場所を空けたのに「なんか違う」と着ないことも……。結局捨てることになるアイテムのために、スペースを確保しておくのはムダなこと。ならばワンシーズンで着倒して、「余白」をつくっておけばいいと思うのです。
「服を『制服化』するなんて味気ないかな……」と悩んでいた時期もありましたが、実際に始めてみて、その「逆」であることに気づきました。服をミニマムにするほど、着る人の個性が際立ちます。その人のユニフォームになるので、人に覚えてもらいやすくなる。私は、「ボーダーを着ていたら、やまさん」と思ってもらえるくらいになれば本望だと思っています。
毎朝の慌ただしい時間の中で通勤の準備をしているビジネスパーソンの人にとっても、「制服化」の考え方は有効ではないでしょうか。ぜひ検討してみてください。
(撮影:林ひろし)
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