「ケチな30~40代」どうすればおカネを使う? 団塊ジュニアは「この5つの弱点」を攻めよ
共通点は「共通点がないこと」
「いま買う人」「あとで買う人」「ずっと買わない人」……。
このような「まったく異なる消費タイミングの人」が混在するのが、現在30~40代の「団塊ジュニア世代」の特徴です。つまり、消費の共通点は「共通点がないこと」。
バブル世代までは、それぞれの世代で同じライフステージを共有し、憧れるモノや消費行動にも似たところがありました。
ところが1971~74年生まれの「団塊ジュニア世代」、さらに1975~82年生まれの「ポスト団塊ジュニア世代」と呼ばれる30代前半から40代前半は、同世代の中でも経済格差が非常に大きくなっています。
彼らの就職期にバブルが崩壊。「雇用も給料も不安定な状況」を体験した人が少なくありません。後先考えずに浪費をした結果のリスクを知っているため、豪快な消費を行わない傾向があります。
加えて、団塊ジュニア世代は、「日本が最も豊かだったときに子ども時代を過ごした世代」でもあります。このため、貧しい生活を体験した団塊世代などより、「消費に対するガツガツさが希薄」という面があります。
したがって、団塊ジュニアの消費傾向は、ほかの世代に比べて基本的に「消費に対してケチ」という面もあります。しかし、そんな団塊ジュニアにも「思わずおカネを使ってしまう弱点」が5つ存在するのです。
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