脱帽!ミニマリストの生活はこんなに合理的

「最小限」で暮らすことで手に入る幸せ

マルチルームに物干しざおを渡せば、部屋干しルームにも変化します。雨の日や日光が弱くなる秋冬は、洗濯物は室内干しが定番に。そんなときもこの「何もない部屋」が役立ちます。湿気がひどいときは、扇風機を回して室内でも早く乾く工夫をしています。

病人の看病にも便利。誰かが体調を崩したら、ここで看病するようにしています。ほかの家族に感染しないように「プチ隔離」ができるから です。病気でなくても、気分転換したいときや少し落ち込んだときは、私もここにこもります。扉を閉めてマンガを読むと、1時間程度でリフレッシュ! すっきりして家事に戻れます。

不思議なことにモノのない部屋があるだけで、自然と物欲も抑えられます。すっきりとした空間が美しくて、いつまでも眺めていたい。ここに何か置くのがもったいない、という気持ちが芽生えるのです。

余白は4割つくる

空間は6 割モノで埋め、4 割は余白をつくっておく。これが「家全体」から「棚ひとつ」にいたるまで、一貫する我が家のルールです。先ほど紹介した「何もない部屋(マルチルーム)」も、家全体の中の「4割の余白」にあたります。

余白があれば、急きょ何かモノが増えても、一時的に収めておけるので、散らかりません。モノを移動したり、出し入れするときも、何かをどかしたり、移動したりすることなく、スムーズに行えます。つまり、余計な動作が減るのです。

よく「モノの置き場所を決めましょう」という収納テクニッ クがありますが、すべてのモノに住所を決め、完璧に収納してしまうと、子どもたちが取り出したり戻したりするときに、難しく感じることもあります。片づけが苦手な人(私もそのひとりです)が収納のリバウンドを避けるためにも、「とりあえず押し込んでおける」「一時的に避難させておく」スペースが大切だと感じています。

余白をつくるためには、収納スペースの見直しをするのが効果的です。押入れは、衣替えのたびに衣服の量や収納ケースの中身を「たな卸し」すると、「こんなにモノが入っていたんだ!」とそもそもの服の数を考えるきっかけになります。

そして、いちばんの落とし穴が、余白ができた「後」。人の根源的な欲求なのか、スペースが空いていると、何かを入れたくなりますが、そこはぐっと我慢してください。私もテレビ台の棚には北欧雑貨を飾っていましたが、今は何もない家具そのものの美しさを、じっくり味わうようにしています。

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