今すぐ捨てたい「役立たず」の台所用品8選 覚悟を決めて散らかった棚を整理しよう
調味料入れ
このリサイクルショップの掘り出し物は、私を少しだけ悲しくさせる。1930年代か40年代に製造された、このガラス調味料容器は、かつて人々の誇りと喜びであったに違いない。
でも、今では誰が使っているのだろう。調味料入れのことを知らない人さえいるだろう。グラインダー、製粉機、ボウルなどさまざまなキッチン用品が、調味料入れを家庭の中の忘却の彼方へ押しやってしまった。残念だけど、私はこう結論付けている。この調味料入れは現役から引退する時期が来たのだ、と。
使った後の手入れが大変なエッグスライサー
エッグスライサー
エッグスライサーは、人生で最も役に立たなかったガジェットの1つだ。中世の拷問の道具のように、固ゆでの卵をスロット付きのベースで支えて、ヒンジの付いた細いワイヤブレードで、ギロチンのように卵を切り落とす、というシロモノである。
1950年代に発明されたこのガジェットは、確かに卵を薄く均等にスライスする。でも正直に言って本当にそんなことをしたいのだろうか。コラムニストが窮余の一策として、イチゴやマッシュルームを切って見せて、ほかの用途も示しているみたいだけれど。
でも、こんな風に切って何になるのだろうか。しかも、これは少しも人生を楽にしてくれない。なぜならば、使い終わって洗う段階になると、ものすごく面倒なのだ。
サーディン(いわし)缶の巻取式缶切り
昔々、引き出しの中からサーディン缶の巻取式缶切りを探すことは、神話の探究をするようだった。この鍵のような形をした道具は、2つの役割があった。まずは棒に空けられた穴に蓋の端を入れてクルクルと巻き取り、蓋を開けることができる。さらにシャベルのように使って、缶の中に入っているサーディンを取り出すこともできた。
きちんと蓋を開けることはなかなかできなかったし、鋭いエッジで指を切ってしまうこともあった。しかし、そんな悩みは、プルタブ付の缶の登場により、過去のものになった。油の滴りや指を切って血を流すことを渇望する人もいるかもしれない。でも人はいざ知らず私は、この巻取式缶切りがなくなったことで安心して眠れる。巻取式缶切りも、この際、安らかに眠ってほしいものだ。
By Clarissa Hyman (Zester Daily)
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