東大からハーバードへ渡った18歳の「本音」

世界基準で通用するには何が必要なのか?

ただ東大のゼミはとても面白かったです。全国で最も少子高齢化が進んでいる群馬県南牧村に都内の幼稚園児と一緒に訪れ、その幼稚園児に農村での教育プログラムを提供するなど、視野が広がりました。また東京にも新しい友達ができて、自分の世界が広がりました。

ひとりの人間として、世界基準で試されたい

ーー日本とアメリカ、大学受験も大きく違うのですか。

日本は試験だけなので、学力のみで決まります。アメリカは試験+人物評価です。共通試験であるSAT(大学進学適性試験、日本のセンター試験に相当)に加えて、エッセイや課外活動、推薦状などで決まります。SATには足切りとなる点数などはなく、僕の点数はハーバード合格者の平均より劣っていたと思います(笑)。

マイナス面があってもほかの要素で補えるため、総合的に出願者を判断してくれます。大切なのは「自分という人間をどう伝えるか」です。

でも正直なところ、自分の18年間しかない人生をどう伝えていいか分からなかった。だから過去を振り返ろうと、今まで自分が取り組んできたことを1つひとつ書き出しました。

「いちばん楽しいときはどんな時か」、「どういう将来を歩みたいのか」など。考えや行動を見直すことで、自分を冷静に分析しやすくなりました。

ーーなぜ米国の大学も受けようと考えたのですか。

自分が18年間生きてきた過程を、他者がどう評価するのか興味を持ちました。日本の大学受験では、自分の人生や考え方を他者に評価される仕組みってないと思うんです。大学生になれば就職活動がありますが、それくらいでしょうか。

ハーバードの受験なら、僕のことを全く知らない他人が評価する。「日本から来た高島崚輔はどういう人間なのか」と。しかも日本基準じゃなく、世界基準で評価する。

日本のプロ野球選手がメジャーリーグに挑戦する時に言うじゃないですか。「レベルの高い海外で自分を試してみたい」。ああいう気持ちでした。

「世界基準でどう評価されるのか」と考えただけでワクワクしました。

大学にもそれぞれの好みがあり、そのカラーに合っているかが大切なようです。ハーバードには受かりましたが、イェール、プリンストンには落ちました(笑)。

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