「AMG SL65」は2世経営者が愛する車だった 4人の高級車オーナーとドライブデート<2>
「さらに欲を言えば、旅館の女将さんみたいな人。気配りもできて、美人、教養もあって、経営も出来て、完璧だよね(笑)」
――あー、はいはい。わかりました! (そんなの、絵に描いた餅です!)30代後半にもなってくると周りも落ちついて、交友関係を積極的に広げていこうって気にならなくなると思うんだけど、ベンツ君はいつまでも落ち着かなさそうね。
人との縁は大切に
「ははは(笑)体力的にも昔のように遊ぶのは無理だよ。でも、10代の頃から親父に『人との縁は大事にしろ。』って言われて育ったことが影響してるかな。家族にはわがままな人だったけど、親父は義理とか人情をものすごく大事にしていてね。友達を通じて知り合って、さらにその人の友達と繋がって……そこから仕事の話に繋がることもある。だからこそ周りには信用してもらえる人間でありたいよね。」
――あら、堅気な一面もあるんだね。
「真面目な話、日本は少子高齢化とか移民労働者の問題もあるし、マイナンバー制でおカネの稼ぎ方が削られていくのも事実。時代に合った形で、現状に甘んじずに会社の売り上げは伸ばしていきたいな。ちなみに、欲を言えばブガッティ・ヴェイロン(※お値段なんと、数億円!)に乗れるだけの男にはなりたいです!」
車のプラモデルに熱中した男の子がそのまま大人になったような、子どもと大人の表情が一瞬見え隠れする。そんなベンツ君の飽くなき車への情熱は、当分くすぶることはなさそうだ……。
次回はフェラーリ スパイダー458オーナーとのデートに乞うご期待。
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