激戦区アキバにゲームセンター大手がカラオケ出店したワケ

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今回の秋葉原出店は、アドアーズにとって、実に20カ月ぶりの新規出店。カラオケ店運営については、ゲームを主体とする門前仲町店で、4階建ての店舗のうち1フロアを使って2年ほど前からトライアルを続けてきたというが、本格的なカラオケ中心の大型店としては秋葉原店が初めてとなる。

アミューズメント業界では、ラウンドワンが「ゲーム+ボウリング+カラオケ」、コシダカホールディングスが「カラオケ+ボウリング」、ゲオディノスが「ボウリング+ゲーム+カラオケ(直営でなく一部店舗でコシダカHDが運営)」など、複合施設化による集客力強化を打ち出している企業が少なくない。アミューズメントの世界にもはやりすたりがあるが、複合業態で店舗を展開していけば、そのうち1業態が落ち込んでも他の業態でカバーする、といった戦略も可能になる。
 
 アドアーズでは、秋葉原店の成否いかんで、カラオケ店とゲーム店の複合店の出店余地が広がるかもしれないと見ている。その意味では、ゲーム中心の既存店が足元で伸び悩む中、今回の複合新店は、同社の今後の方向性を占ううえでの試金石となりそうだ。

(大滝 俊一 =東洋経済オンライン)

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