12年連続で就職率90%超 日本女子体育大学の手厚いキャリアサポートとは?
就職合宿にOGも参加
2007年には正課授業科目として、「キャリア教育課目」が開講された。学生は1年次に必修教養科目として「女性と仕事」、2年次には選択教養科目として「社会のしくみとキャリア形成」を学ぶ。
また、正課以外では社会で活躍する人を招いてミニ講演会「キャリア・カフェ」を毎月開催している。お茶を飲みながら自由な雰囲気で話を聴いたり、質問したりすることができる。どの学年でも参加できるので、1~2年生のうちから仕事に対する意識を高める効果がある。
3年次の夏と冬には1泊2日の就職合宿を行う。既に内定している4年生も参加して、自らの体験を通したアドバイスをする。夜になるとOGも職場から駆けつけて、仕事について3年生に話したり、相談に乗ったりする。3年生は、直近の就活情報と職場のリアルな情報の両方を得ることができるのだ。
同じく3年の冬には、学内と外部会場で業界研究セミナーが行われる。内定した4年生が実行委員として運営するのが特徴で、昨年は約100の企業や団体の採用担当者が参加した。
OGとのつながりの強いことが同学の特徴であり、2004年からはホームページ上に社会人としてさまざまな分野で活躍する卒業生のインタビューを掲載している。このページは「OG図鑑」と呼ばれており、学生が志望業界や仕事の内容を知ることに役立っている。
年間2000回の就職カウンセリング
同学では、就職に関して他大学との交流にも力を入れている。駒澤大、獨協大、東京国際大、共立女子大など、他大学と合同模擬面接やグループディスカッションを行っているのだ。