極めてグレー?新種の「JKビジネス」は合法か 女子高生が性被害にあう可能性は拭えない
朝、女子高生がモーニングコールで起こしてくれる「JKMorning」というサービスが、開始前からインターネット上で話題になっている。
「JKMorning」のサイトによると、電話してくれるのは「本物の女子高生」ということで、定期的にモーニングコールを頼むことができるようだ。また、女の子の審査には一定の基準を設けているという。12月12日段階でサービスは開始されておらず、利用希望者の事前登録を募っているが、くわしい情報は明らかになっていない。
ネット上では、「サービス開始が楽しみ」「価格設定が気になる」「これは事前登録待ったなし」などと期待の声があがる一方、「これは危険じゃないか?」「これセーフなの? アウトなの?」と懐疑的な意見もある。
「JKMorning」というサービス名からは、昨今話題の「JKビジネス」という言葉が連想される。はたして、今回のようなサービスは法的に問題ないのだろうか。村上英樹弁護士に聞いた。
「高校生の雇用」には、さまざまな規制がある
「そもそも、高校生を雇用するにあたっては、事業者は労働基準法等の法律を守らなければなりません」
村上弁護士はこう切り出した。どういう法律を守らないといけないのだろうか。
「たとえば、深夜業(午後10時から翌日午前5時まで)が禁止されています。また、『特殊の遊興的接客業(バー、キャバレー、クラブ等)における業務』も『有害危険業務』として禁止されています。そのほかにも、児童福祉法や自治体の条例によっても、さまざまな規制がされています」
これまで話題となった「JKビジネス」はどうして問題とされたのだろうか。