極めてグレー?新種の「JKビジネス」は合法か 女子高生が性被害にあう可能性は拭えない
「JKビジネスも、形式上は高校生使用の禁止行為にあたらないようにしていたところが多かったようです。しかし、実際は、客と女子高生が直接交渉するなど、『売春の温床』になっていることが問題視されてきました。
一方、『JKMorning』は、現在までに明らかになっている情報からすれば、電話でモーニングコールをしてもらえるというだけのサービスのようです。労働法規等に抵触しないサービス形態になるように準備されているのではないかと想像されます。
実際、客と高校生が直接会うサービスと比べれば、バイトをする高校生にとって、身の安全を守られやすいといえるでしょう」
「女子高生が性被害にあうことを防げるのか」
バイトをする女子高生にとっては、安心して働けるということだろうか。
「とはいえ、危険がないわけではありません。たとえば、客(男性)としては、女子高生とのかかわりを求めてサービスを受けるのですから、なかには直接連絡先を交換しようとしたり、売買春などを持ちかける人が現れることは十分に想定されます。
また、突然卑わいな言葉を言い出した客に対して、どう対処するかという問題もあります」
それでは、事業者はどのような点に注意すべきだろうか。
「このようなビジネスモデルの場合、女子高生が児童売春やセクハラなど性被害にあわないように十分に配慮を尽くすことは、雇用者が労働者に対して負う安全配慮義務として、極めて大切な内容になると思います。
社会情勢としても、『JKリフレ』などが問題となったあとです。特に、サービスや労働の仕組みとして、女子高生が性被害にあうことを防げるのかという点が、社会から厳しく見られることになるでしょう」
村上弁護士はこのように話していた。
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