ヒモ以下の借金地獄夫は躊躇せず切り捨てよ 誠意と努力の無い者は「再起不能」である

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それはともかくとして、あなたが夫と子供たちが待つ家に帰る帰らないという問題以前に、まず返済方法を変えてもらって生活ができる方法を、探るべきではないでしょうか。収入以上に借りられるカードローンの仕組みを、私はあまり詳しくないのですが、どのみちあなたの名義ででも、それ以上は借りられなくなる日がくるはずです。

すぐに弁護士に相談して(弁護士費用が心配なら、まず無料法律相談などで、費用のことも併せて教えてもらいましょう)、個人再生手続などを取るべきではないでしょうか。あなたにはどのような救済措置が適当か、その道のプロに教えてもらってください。そして私は、ご家族のことについて、考えてみたいと思います。

母親は育児中の子供を手放してはいけない

まず私は、余程の事情がない限り、母親は子供を手放すべきではないと考えます。発作的にご自分一人で、ご実家に帰られたのかもしれません。あなたの本気度を彼に知らしめるためか、または懲らしめる意味があったかもしれません。子供の学校の関係もあったでしょう。それでもどんな事情があっても母親は、自分が呼吸をしている限り、育児中の子供とは、離れないことが最前提です。

生活能力のない父親と共に、自分たちも母親から捨てられたと子供さんたちは、感じていることでしょう。子供さんたちは、どんなに不安な日々を送っていることでしょう。あなたはそれを知っておられるから、毎晩悔恨の念で苦しんでおられるのでしょう?

それに父親が無責任なうえ、母親まで無責任だったといったん子供さんたちが誤解すれば、子供さんたちの心の中に大きな傷を残します。子供さんたちはどんな状況であれ絶対に、あなたの手元に置くべきです。
事業が傾いたり、突然今までの会社で働き続けられなくなる人は、珍しくありません。でもほとんどの人は、それまでの地位や世間体にこだわらずすぐに転職して、生活の糧が得られるよう稼ぎます。転職が嫌なら、本職での再起を計りながらでも、生活費は稼ぐべきなのです。借金して解決する問題ではありません。

私の近所で、長年学校の教員をしてこられた方で、近所での呼び名も「先生」で定着している方が、事情で教員を辞めなければならなくなりました。彼は先生を辞めたあともすぐに、いろいろな肉体労働などをして、必ず家族の生活費を稼いでいました。これが当たり前の生き方です。見栄や体裁では、食っていけないのですから。

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