「同僚との雑談は無駄では?」新入社員研修で講師を絶句させた受講生の言い分
では、こうした新人・若手の変化を受けて、企業はどのように対応するべきでしょうか。
ワークマンは、「社員を大切にする=家庭の時間を確保する」という考えのもと、社内運動会・社員旅行・新年会などの社内行事を全廃しました。明らかに無駄だと思うものは、ワークマンのように思い切って廃止するべきでしょう。
問題は、今回取り上げた雑談、あるいは研修のように、一見タイパを悪化させて無駄に見えるものの、長い目で見て大切なことをどうするか、です。雑談について考えてみましょう。
冒頭の新入社員の主張は正論で、「雑談は大切」と言うなら、しっかり教えるべきでしょう。竹中さんの場合、コミュニケーション研修の講師という立場なので、研修の中で雑談について学ぶコーナーを設けることが考えられます。
また、「雑談力強化研修」を提供している研修会社があるので、利用するのも一法です。雑談と聞くと「ただ喋るだけでしょ」と思いがちですが、雑談のネタ探しや会話を弾ませる方法など、一定のノウハウがあります。
ただ、研修講師から「雑談は大切だ」と言われても、新人・若手はなかなか実感を持てません。次のような手順で職場の上司が教える方ほうが、より効果的だと思います。
① まず上司が雑談のノウハウを学習する
② 上司が部下にノウハウをレクチャーする
③ 部下に職場メンバーや顧客との雑談を実践してもらう
④ 上司と部下が面談し、③の状況・効果を振り返り、改善する
ここで、「雑談にそこまでしなくても」という感想があるかもしれません。その場合、「雑談は大切」という言葉が嘘だったことになります。
新入社員の「これって無駄では?」という言葉を聞いて、「何も知らない新人がわがままを言っている」と即断するのではなく、会社の業務や制度・慣行を見直すきっかけにしたいものです。
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