SDVは「既存事業の拡張ツール」
――SDVの価値は自動運転にあるとみているのでしょうか。
メインになるのは自動運転だが、車室内での体験だけでもAIが入ってくるのでいろいろなものを想定している。従来は自分が車側になじんでいく形だったが、今後はよりパーソナライズされ、自分好みのクルマに変わっていくという感覚だ。
その世界観に対してサブスクリプションでお金をもらう考え方もある。エネルギーサービスやデータの販売、通信を通じたサービスなど事業が生まれやすくなる。SDVは事業変革ツールになるということだろう。
――数年前、ホンダはソフトウェアで2000億円程度の利益を稼ぐという社内計画もあったそうですが?
あれは幻想だ。
サブスクリプションで課金して稼ぐというのは想像できるが、小遣い稼ぎレベルで現実的には難しいだろう。繰り返しになるがSDVでは中古車や保険といった既存のバリューチェーンビジネスとつなげて、さらにビジネスチャンスを広げていく拡張ツールという認識が正しいと思う。
急激な進化を遂げているAIを駆使して、知能が車に宿る。カスタマーデファインドビークル、あるいはユーザーデファインドビークルみたいな意味合いが適切ではないか。




















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