「同僚との雑談は無駄では?」新入社員研修で講師を絶句させた受講生の言い分
なぜ、最近の新入社員は雑談を敬遠するのでしょうか。「高校生・大学生の頃にコロナ禍に見舞われ、対人コミュニケーションの機会が減ったことが大きいのでは?」(通信・小売りなど)という意見とともに、「無駄なことを嫌う」という若者の行動パターンを指摘する声がありました。
「飲み会や社内運動会・社員旅行といったイベントは、時間の無駄ということで新人・若手に敬遠されるようになっています。無駄なことはしないという傾向がどんどん強まっており、雑談も無駄の1つと捉えているのでしょう」(素材)
「1日の終わりに会議で使ったホワイトボードを消すように指導していますが、やろうとしない新入社員がいました。理由を尋ねたら『この後、掃除係の人が拭いてくれるから、私がやるのは無駄では。私がやってしまうと、彼らの仕事を奪うことになりますし』と言いました。お前はアメリカ人か、と思いました(笑)」(商社)
無駄と考える範囲が拡大
そして、無駄か無駄ではないかという見極めも、大きく変わっていることが伺えました。まず、新人・若手が「これは無駄だ」と考える範囲がどんどん広がっているようです。
「当社では、部門横断の業務成果発表会を毎年開催しています。以前は、『自分の業務を見直すうえで役立つ』という感想が多かったですが、最近は『他人の業務を知っても仕方ない』というネガティブな声が目立つようになり、若手の参加者数は減っています」(サービス)
また、無駄かどうかを見極めるまでの期間が、着実に早期化しているようです。
「当社では、全国コースの新人には、地方の拠点で事務処理などの業務を経験させます。以前は配属して半年くらい経って『耐えられない』と不満を訴えてきましたが、最近は数週間で訴えるケースがあります。年々訴える時期が早くなっており、『石の上にも三年』はもはや死語です」(保険)
若者がよく使う言葉がタイパ。新人・若手にとって、タイパを悪化させるのが無駄なことなのでしょう。新人・若手は、タイパを強く意識するようになって、無駄なことの範囲が大きく広がり、見極めが早期化していることが読み取れます。



















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