「取引先の情報を自分の感想付きでSNSに"投稿"」 青ざめる上司の絶望…なぜ無自覚に投稿するのか

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部下のSNS投稿に管理職はどう向き合うべきでしょうか(写真:Ryuji/PIXTA)
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4月に入って早々、日本テレビの情報番組「ZIP!」の制作関係者と思われる人物がSNS上に投稿したシフト表や入館証の画像が拡散される事態が発生しました。このほか、真偽は不明ながら研修資料などが写った画像が流出するなど、企業における情報管理体制やSNSリテラシーが問われています。会社は社員が使うSNSとどう向き合えばいいのでしょうか。

「なぜ、こんなことを平気で書けるんだ……」

ある機械部品メーカーの営業課長は、偶然見つけた部下のSNSアカウントを見て、言葉を失った。その若手営業は、取引先の担当者と個人的に親しくなり、その会社の社内トラブルをSNSに書き込んでいたのだ。しかも自分の感想つきで。

課長は震えるような怒りを覚えた。と同時に、「こんな基本的なことを教えなければならないのか」という無力感にも襲われたという。

そこで今回は、部下のSNS投稿に管理職はどう向き合うべきかについて解説する。部下のSNSを見つけて頭を抱えているリーダーは、ぜひ最後まで読んでもらいたい。

取引先の内部情報をSNSに流す若手社員

冒頭の若手営業が投稿していた内容を、もう少し詳しく説明しよう。

取引先の会社では、子どもの体調不良で頻繁に休む社員がいた。残された社員たちが不公平感を抱いている——いわゆる「子持ち様」問題である。

若手営業はこの話を取引先の担当者から雑談で聞いたらしい。そして、SNSにこう書いた。

「うちの取引先でこんなことがあって……正直、気持ちはわかる」

取引先の内部事情を、自分の感想つきで全世界に公開したのだ。

この投稿を取引先の誰かが見たらどうなるか。

「あの営業、うちの社内の話を外で書いている」

信頼は一瞬で崩壊するだろう。場合によっては取引停止もありうる。だが、本人にその自覚はまったくなかった。

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