「ゾス!」の会社と起業ブームに共通する短期志向の陥穽、経営学者は「ザ・ノンフィクション」炎上回をどう見たのか【後編】
「熱量の外形」に惑わされてはいけない
炎上コンテンツも、ミスマッチを防ぐうえではある程度機能する。絶対に合わない人は応募せず、この熱量に憧れる層だけを引き寄せられる。
問題は、SNSで見えるのが「熱量の外形」だけという点だ。熱量には憧れたが実際の環境への適応が難しかったという人材は必ず生まれる。入社前の仕事に対する理想と現実のギャップに直面し違和感を覚える「リアリティーショック」という現象の1つだ。採用段階で手を抜いていると、入社後に組織と個人の双方にコストをかけ続けることになる。
GPの山本康二社長は、携帯電話販売を皮切りに急成長した光通信に入社後、28歳で取締役に、37歳で常務に就任し、1万人の営業組織を構築した経歴を持つ。「ゾス!」という掛け声も光通信時代から使っていたもので、GPにそのノリを移植したといえる。



















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