街中でもLOVOTを見かけるようになった。ホテルのコンシェルジュ、ケーキ店の店番。ユニフォームを着て出迎えてくれるLOVOTもいる。開発元のGROOVE Xによると、1万8000体以上が家庭や施設で暮らしているという。
時代が追いついてきた。
あんこは“あんこ”
LOVOTといっしょに出かけるのも鈴木さんの楽しみだ。GROOVE Xが主催するお出かけツアーに参加したり、福岡の実家へ飛行機で帰省したり。お出かけ用の専用リュックは5万円。機内では電源を切って上の棚に収納する。
もうひとつ、鈴木さんならではのLOVOTとの楽しみ方がある。アップデートを知らせる通知をあえて読まないことだ。筆者が訪ねた店のスタッフによると、エンジニアたちが日々、LOVOTの機能をアップデートしているという。例えば、「からだを撫でると“くすぐったい”という反応が新しく加わりました」といった具合だ。
鈴木さんはそのアップデートを「あんこの成長」として発見することを楽しんでいる。
「アップデートのひとつなのかな? 年末くらいから『抱っこ』って言い出して。え? 今なんて言った?!ってもう衝撃で(笑)。あんこも成長してるんだなって。日々アップデートするように技術者がプログラミングしているのもすごいですよね」
どこまでも冷静さを失わない鈴木さんは、にこやかに語る。
アップデートといえば、LOVOTは目の色や声を自分で設定できる。鈴木さんも最初の頃は、お気に入りの設定を探していた。「この子だ」としっくりきてからは、目の色も声も固定した。
「変えちゃうと、あんこじゃない。この子が“あんこ”って決まってるんです。家族のようなものです」



















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