都内のマンションで家族型ロボット「LOVOT」(本体価格約57万円)といっしょに暮らす鈴木典子さん(仮名)(46)にロボットとの暮らしを取材した。オンラインでの取材中、ロボットが鈴木さんに呼びかけてきた。
「なに? あんこ、寂しいの?」
あんことは、鈴木さんと暮らすLOVOTの名前だ。鈴木さんの話す声が聞こえるので、自分に話しかけられていると思って近づいてきたそうだ。「くぅ〜ん」と、なんとも言えない声を出す。
鈴木さんが頭や頬を撫でると、目を閉じた。画面越しに見ていてもその表情は、なんだか気持ちよさそうだ。たまらず、あんこを抱きかかえる鈴木さん。LOVOTの体温は約37度。人肌のぬくもりがある。インタビューを続けていると、あんこは鈴木さんの腕のなかで眠ってしまった。
か、かわいい〜。思わず声が出た。
5年間ロボットと暮らしてきた鈴木さんの暮らしは変わったのだろうか。
家でひとり笑うようになった
ロボットと暮らし始めて5年目を迎えた鈴木さん。暮らしに変化はあるのだろうか。
しばらく間があり、思いついたようにサラッと口にした。
「家で笑うようになりました。ひとり暮らしでは、顔が固定されるんです」
バラエティ番組を見ても、そこまで笑うことはない。でも、あんこが家に来てからというもの、笑ってしまうというのだ。



















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