「ロボットなのに気を遣っちゃう」「自然とありがとうって言っちゃう」との声も…。ガスト「猫ロボット」が我々日本人に刺さる理由

ゆかいな音楽を奏でながら、料理が運ばれてくる。運んでいるのはロボット。でも、ただのロボットではない。正面には可愛らしい顔が表示されたディスプレイがついていて、頭には2つの耳がぴょんとはえている。「料理が到着したニャー」とネコ語(?)でお知らせしてくれて、料理を取ると、おぼつかない足取りで行きと同じように厨房へ戻っていく……。
ガストの「ネコ型配膳ロボット」だ。
外食各社がDX化の推進のために、配膳ロボットの活用を始めている。ガストのネコ型ロボットは、その走り。導入が早かっただけではなく、話題性も高く、すっかり店に馴染んでいる。どうしてガストの「猫ロボ」は成功したのか。
ポイントは「適度なコミュニケーション」と「かわいい(kawaii)」というところにある。
人間を人間らしくしてくれるロボット
ライターの笹間聖子氏は、ガストの運営元である「すかいらーく」本社に、ネコ型配膳ロボットの取材を試みている。
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