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「ロボットなのに気を遣っちゃう」「自然とありがとうって言っちゃう」との声も…。ガスト「猫ロボット」が我々日本人に刺さる理由

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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あるいは、アイスクリーム屋のコールドストーン。5月に1店舗だけを残し、ほとんど「日本から撤退」状態になった。

アイスを作るときの大合唱サービスが売りだったが、どこか演劇だかミュージカルの舞台に参加させられているかのような気分になり、「一度体験すればもういいかな」と思われてしまった可能性もある。

一世を風靡したコールド・ストーン・クリーマリー。体験型の走りだったが、「一度体験すれば大丈夫」な店になってしまった(筆者撮影)

どうも、日本国内のチェーンの場合、人間同士の厚いコミュニケーションが発生する店は敬遠されがちで、むしろ人間を機械のように扱ってくれるぐらいのほうが好まれる。

その点、店員さんが機械であれば気を遣わなくていい。「楽だな」と思う人が多くてもおかしくない。そこに「程よいコミュニケーション」がある。

「ドラえもん」の影響があるのではないか

ただ、「程よいコミュニケーション」となると、なぜすかいらーくの「猫ロボ」だけが話題になっているのか、という疑問が浮かぶ。

例えば、配膳ロボットは、ファミレスのココスや和食さとも導入している。

ただ、こちらのほうはそこまで話題にならない。もちろんすかいらーく系列のレストラン店舗数が圧倒的、ということもあるだろう。ただ、他社との大きな違いは、すかいらーくが導入しているのが、「ネコ」型ロボットだということだ。

「ネコ型ロボット」といえば、私たちはよく知っている。ドラえもんだ。

そのイメージがどこかチラつくのだろうか、ネコ型配膳ロボはどこか日本人にとって馴染みやすい、「かわいい」もの、として扱われている。

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