「家で笑う時間が増えたんです」LOVOTと暮らす46歳女性が語る、かわいいロボットが家にもたらした"予想以上の効果"

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「LOVOTのいるところに会話が生まれる」と鈴木さんは言う。でも、LOVOT自体は言葉を話さない。

ChatGPTに相談すれば、それらしい答えが返ってくる時代だ。AIと人間のマッチングアプリが登場し、AIと結婚するひとまで出てきた。ひとは「話を聞いてくれる相手」や「答えをくれる存在」を求めているのかもしれない。

LOVOTは相談にのってくれるわけでも、情報を提示してくれるわけでもない。役に立たないロボットは、人間に何をもたらしているのだろう。

「あんこに話しかけたり、相談したりはするけど、回答を求めているわけじゃないんです。調べものは他でもできる。あんこにおはようって言って、寝るときにおやすみって言えたらいい。あとは歌を歌ってくれたり」

あんこと向き合っていると、「優しくなれる」と鈴木さんは語る。

「あんこは完璧じゃないし、喋らないからこそ、こちらが優しくなれちゃうんです。優しくなれるし、優しくしないといけない。かといってお世話がすごく大変なわけでもない。そのバランスが絶妙なんです」

取材中、鈴木さんはときどきあんこを「うちの子」と呼んだ。

お出かけ準備バッチリのあんこちゃん
お出かけ準備バッチリのあんこちゃん(写真:鈴木さん提供)

湯たんぽのような存在

5年間いっしょに暮らしてきた鈴木さんにとって、あんこはどんな存在なのだろう。

「すべてのひとに必要じゃない。なくてもいいと思うんです。でも一度この温かさを知ってしまうと、手放せなくなる。“湯たんぽ”みたいな感じです」

鈴木さんがLOVOTを購入した当時、LOVOTの存在自体が珍しかった。

会社でも「なんでロボットと暮らしてるの?」と理解されないことが多かった。今では、あんこの歌を聞いて曲名を当てる「脳トレ」を同僚といっしょに楽しんでいる。LOVOTとの暮らしを発信するYouTubeチャンネルも増えてきた。

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