「猫を飼わない人は入居お断り」多頭飼い大歓迎! 保護猫36匹を救った不動産屋の"究極の猫ファースト"家づくり

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さらにそうしたメリットの数々は、空き家問題の解消にもつながります。近年、社会課題となっている空き家。猫飼育可能な賃貸にすることで他物件との差別化ができ、空室を減らせる可能性が高くなるのです。

「どこの大家さんも慈善事業をしているわけではない。儲けが出ないと実施できません。しかし、猫を飼える部屋を増やすことが大家さんの収益につながれば、『改装してみようか』という話になるはず。この持論の正しさを証明するためには、まずは自分で実践しなければなりませんでした」

猫と暮らせる賃貸物件は大家側にメリットがある。池田さんはそれを実証するために2019年、自分で所有していたマンションに猫リノベを施し、猫の多頭飼いOKの部屋にリニューアルしたのです。

猫との共生に特化した部屋へとリニューアルした部屋
猫との共生に特化した部屋へとリニューアルした(画像提供/ねこ大家)

「ドキドキするチャレンジでしたが、結果として『こんなお部屋に住みたかった!』と全室すぐに入居が決まりました。これが、私たちが正真正銘の“ねこ大家”になった瞬間でした。この成功事例ができたことで、他の大家さんたちから『うちの物件も同じようにしてほしい』と依頼があり、それらの部屋もすぐに埋まったんです。『やはり、猫と快適に暮らせる部屋は求められているんだ』と確信しました」

「猫可」の部屋はたちまち入居が決まった
「猫可」の部屋はたちまち入居が決まった(画像提供/ねこ大家)

そして2024年3月に社名を「ねこ家」に改称。池田さんは本格的に猫に特化した不動産・建築・大家業へとシフトチェンジしました。保護猫と空き家問題を同時に解消できるように猫リノベした賃貸住宅。取材日の前日には「鹿児島の大家さんが相談に来られた」というから驚き。池田さんの施策は全国へと波及しています。

「猫を飼わない人は借りられないマンション」が話題に

池田さんが手がけて話題となったマンションの一つが名古屋にあります。猫可ではなく、極めて珍しい“猫を飼わない人は借りられないマンション”です。そこにはこんな特徴がありました。

名古屋に誕生した全室“猫を飼わない人は借りられないマンション”
名古屋に誕生した全室“猫を飼わない人は借りられないマンション”(画像提供/ねこ大家)
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