お涙頂戴「感動ストーリー」抜きの中継が実現する…?ネトフリ独占WBC配信の明らかになってきた中身

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こうしたデータはMLBでは当たり前に紹介されているが、日本の野球中継ではほとんど活用されてこなかった。従来の放送サイドの知識が乏しいうえに、熱量も足りなかったように思う。WBCのデータをどこまでわかりやすく、興味深く紹介できるかにも注目したい。

「世界の野球」を語れる解説者たち

解説者
五十嵐亮太、髙津臣吾、岩隈久志、髙橋尚成、岩村明憲、鳥谷敬、内川聖一、マック鈴木、小笠原道大、真中満、川上憲伸、藪恵壹、工藤公康、吉村裕基、黒田博樹、和田毅、GG佐藤、渡辺俊介

(写真:Netflix)

テレビでおなじみの人気者ではなく、話し口調が朴訥としていても、ちゃんと世界の野球について話すことができる顔ぶれをそろえた、という印象だ。五十嵐亮太は投球技術に関しては、いま最も的確な言葉で語ることができる解説者だと思う。マック鈴木は素朴な関西弁だが、自身のMLB経験をリアルに語るのではないか。

Netflixは、日本戦だけでなく47試合すべてを放送する。筆者は「47試合をすべて同じクオリティーで放送するのか?」と質問した。

これに対しNetflix側は、「イタリアはGG佐藤さん、オランダは吉村裕基さんと、現地でプレーした経験のある解説者を起用している。47試合すべて解説者をつけ、どの試合も同じ情熱で届けるというスタンスだ」と答えた。

実況アナウンサー
田中大貴(元フジテレビ)、豊原謙二郎(元NHK)、平川健太郎(元日本テレビ)、松下賢次(元TBS)、村山喜彦(日本テレビ)

田中大貴氏は、当コラムでも2回紹介している。スポーツ関連を中心に実業家として忙しい日々を送っているが、その合間を縫って、わざわざオリックス戦の中継をするために京セラドーム大阪に出向くほど「野球愛」が強い。

ほかのアナウンサーも実績ある顔ぶれだが、実況アナウンサーに求めたいのは、「家で考えてきた」ような感動的な言葉を披露することに執心するのではなく、目の前で起こっていることをしっかり伝えてほしい、ということだ。また、大谷翔平、日本選手、有名選手だけでなく、出場国の選手のプロフィールをしっかり紹介してほしいと思う。

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