「新潟がWEST?」サポーターから異論噴出、Jリーグ百年構想リーグ《謎のグループ分け》に透ける"大人の事情"
だが、WEST-AやBはJ3クラブのほうが多く、試合レベルが少し低下しないとも限らない。グループ間で人気、注目度、レベルを含めた面で格差が生じたのは、Jリーグも認めざるをえないところだろう。

この組み分けについては、昨年6月頃から本格的に議論がスタートしたという。Jリーグの樋口順也フットボール担当役員によれば、100以上ものシミュレーションを実施。各クラブにも意見を求めたところ、「われわれはこの組に入れてほしい」「このクラブと一緒にしてほしい」といった要望が約30件ほど寄せられたそうだ。
個々のクラブ事情も勘案しながら、やはり重視したのは、Jリーグの理念実現のためのスローガンである「百年構想」。「地域に根差したクラブ同士が数多く熱戦を繰り広げるのが理念に即しているし、特別大会にふさわしい」という判断から、①同じ都道府県のクラブは別グループに割らないこと、②降雪地域は1グループにつき半分以下の4チームまでとすること、という基本ルールを決定。J1・J2リーグの動向を踏まえつつ、編成作業を進めていった。
悩みの種は「降雪地域クラブ」の振り分け方
そこで難題となったのが、降雪地域12クラブの分け方だった。2~3月にホームスタジアムで試合ができない北海道コンサドーレ札幌、ヴァンラーレ八戸、ベガルタ仙台、ブラウブリッツ秋田、モンテディオ山形、福島ユナイテッドFC、松本山雅FC、AC長野パルセイロ、アルビレックス新潟、カターレ富山、ツエーゲン金沢、ガイナーレ鳥取をどうやって各グループに組み込むべきか。
「12月13日にJ1昇格プレーオフ決勝のジェフユナイテッド千葉対徳島ヴォルティス戦があり、14日にはJ3・JFL(4部リーグに相当)入れ替え戦第2戦のアスルクラロ沼津対レイラック滋賀FC戦を見守って、最終的に12月15日朝に決めました。事前に各クラブと調整し、確認してから発表したんですが、北陸の3チームを分けるのは地域性を考えるとやはり難しかった」(樋口氏)
新潟に関しては、EASTに組み込もうとすると「降雪地域は4チームまで」というルールに抵触。北陸の3チームを1くくりとして、遠い地域と同組にするしかなかった。滋賀にしても、周辺の他クラブの地域性の事情を踏まえるとグループ分けが難しかったようだ。
「最終的には北陸と四国を一緒にして、山陰の鳥取と滋賀は九州のところに入ってもらうという形で理解していただくことになりました」。樋口氏は発表当日までのギリギリでの調整をこう述懐する。


















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