小学5年生の誓い「俺、絶対これやる」
馬に乗るのが日常だった少年に、人生を決定づける出来事が起きる。小学5年生の時だった。
長崎県の温泉観光地・雲仙には、観光客を乗せる馬が5頭いた。その馬たちの世話をする大人たちと親しくしていた貞松少年は、ある日、結婚式の手伝いに駆り出される。
雲仙の教会に、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世から馬車が寄贈された。その馬車を使った結婚式だった。
馬糞集め係を仰せつかった少年は、そこで忘れられない光景を目にする。
白馬の引く馬車が、新郎新婦を乗せて教会を出発していく。居合わせた人々が歓声を上げ、拍手を送る。幸せそうなふたりの笑顔。その瞬間、少年の心に火が灯った。
「あ、俺、絶対これやろう」


















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