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ライフ #サオリス・ユーフラテスの数字の向こう側

繁華街に突如現れる「白馬に乗ったおじさま」…借金4000万円から《食肉市場》で売られていた馬と共に"幸せ配達人"になった男の壮絶50年

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馬が大好きだった少年は、その日、将来の夢を決めた。馬車屋になる――。

この夢を、貞松少年は20年以上温め続けることになる。

日本トップの競技クラブへ

とはいえ、すぐに馬車屋になったわけではない。

「将来は馬車屋をやる。そのためにも、まずは国体や全日本で勝ちたかった」

高校卒業後、大阪の杉谷乗馬クラブに就職した。ナショナルチームを擁する日本トップのクラブからスカウトされたのだ。障害馬術の選手兼インストラクターとして腕を磨きながら、国内外を転戦した。依頼を受けて海外へ馬の買い付けにも行った。お客さんの希望に合った馬を探す仕事だ。

いくつかのクラブを渡り歩き、馬の調教や指導、クラブ運営も経験した。馬術の世界で、貞松の名は知られた存在になっていった。

しかし、胸の奥にはずっとあの光景があった。雲仙の教会、白馬の馬車、幸せそうな新郎新婦――。

選手として結果を出せるようになると、「そろそろ馬車屋さんだな」という思いが強くなっていった。

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【「馬車屋をやる」事業計画書を手に銀行へ】

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