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ライフ #ごみ収集の現場から

「早くしろ!ごみ屋!」クラクション鳴らし続けられ… ごみ収集従事者が耐える「理不尽すぎる日常」

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  • 藤井 誠一郎 立教大学コミュニティ福祉学部教授
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心ない言葉を浴びせられた際の清掃従事者の対応は人ぞれぞれであり、統一的なマニュアルはない。筆者が接している清掃職員の方々のほとんどは、①相手の土俵にのらない、②感情に感情を重ねない、③ぐっとこらえる、で対応している。経験上、相手を刺激すると収拾がつかなくなるとわかっているため、自治体が定めたルールに則った回答をするのみである。

相手が冷静さを失って感情的になってくるとなだめるしかない。清掃指導は大変精神的にストレスがたまる職となっている。

それぞれのストレス発散方法があり、清掃従事者はさまざまな趣味を持っており、中にはプロ級の腕前を備えた人もいる。筆者は情報収集を兼ねて清掃職員の方と飲食をするが、そのような場もストレス発散の場となっている。

ブルーカラー職の今後

ごみ収集や屎尿収集といった清掃従事者は、私たちの生活空間の衛生状態を保つという、社会にとって必要不可欠な仕事に従事している。にもかかわらず、大人の中には見下げた態度で接する人がいる。これらの根底には、ブルーカラーと言われる現場労働者を蔑視する意識があると思える。

読者の皆さんは、アメリカで起きている「ブルーカラービリオネア」現象をご存じだろうか。AIでは代替不可能なブルーカラー職がホワイトカラー職よりも多く給与をもらう現象が生じている。日本ではまだそうではないが、AIが進化していくと中途半端なホワイトカラーの中間管理職は淘汰され、機械ではできない現場仕事が残っていくようになると予測される。

日本でも「ブルーカラービリオネア」現象が生じ、両者の立場が逆転する未来において、かつての蔑視がいかに的外れなものであったかを、私たちは思い知ることになるかもしれない。

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