「生徒を思うなら断固ぶん殴るべき」…令和の今観ると体罰・問題発言のオンパレードの「金八先生」なぜあそこまで支持されたのか?

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TBSチャンネル公式サイトより
社会現象と呼ばれるほどの支持を集めたドラマ『3年B組金八先生』(画像:TBSチャンネル公式サイトより)
様々な配信サービスが普及した昨今。昭和・平成の名作ドラマを気軽に観られるようになりました。その結果、現代との価値観の違いにカルチャーショックを受けることも。
Z世代のドラマウォッチャー・批評家のドラジさんが、昭和・平成初期の名作ドラマを、あえて"今の目"で観ることで、"社会の変化"を探る本連載。第1回は、『3年B組金八先生』(TBS系)をお届けします。

今、『3年B組金八先生』を地上波で放送したらどうなるだろうか――。

生徒に対してビンタをしたり、教室で熱いお説教をしたりするシーンはおそらく“暴力の正当化”“価値観の押し付け”として炎上は避けられないだろう。

それでも本作は、1979年の放送開始以降、社会現象と呼ばれるほどの支持を集めた。『3年B組金八先生』と、2025年放送の『御上先生』を比較すると、支持された背景や、理想とされる教師像の変化が見えてくる。

作中に描かれた「現代では成立しえない教師像」

『3年B組金八先生』は中学校の国語科教員である坂本金八(武田鉄矢)が、担任を持つ3年B組で起こる様々な問題を解決し、生徒の成長を見守る学園ドラマである。

生徒役の俳優ものちに有名俳優となるケースも多く、1979年に開始したシーズン1では、たのきんトリオ(田原俊彦、近藤真彦、野村義男)、杉田かおる、鶴見辰吾、小林聡美らが生徒役として名を連ねており、今では考えられないようなキャスティングとなっている。

シーズン1の最高視聴率は39.9%、平均視聴率は24.4%で、以降2011年に完結するまで人気を博し続けた、大ヒットドラマである。

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