【冬季五輪】世界遺産が舞台「コルティナ」ってどんな街?ミラノ"じゃないほう"の開催地。スキーコース総延長1200km、「バラ色の岩壁」の絶景

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この地域には、この現象にまつわる古くから伝わる物語があります。

小人の住む魔法の王国の王様が愛してやまない、美しいバラ園がありました。ある日、このバラに興味を持った別の国の王子が勝手にバラ園に踏み入ります。すると偶然、そこにいた王の美しい娘を見かけたのです。
一目で恋に落ちた王子は、王の娘を妻にしようとさらってしまいます。娘がいなくなった王は悲しみに打ちひしがれ、それ以降、娘を失う原因となったバラ園とバラを呪い、もう2度と、昼も夜も咲かないようにと命じました。
すると、王様が指摘した昼でも夜でもない夕刻時にだけ、ドロミーティの岩肌がバラの花の色のようにピンク色に輝くようになりました。

というものです。

ドロミーティの岩肌
この岩壁が夕刻の一瞬だけピンク色に変わる(写真:筆者撮影)

コルティナの豆知識

コルティナはイタリアのベネト州北東部、地図でいうとイタリアの右上にあります。オーストリアの国境に近く、ベネチアから真北に約160km辺りに位置しています。

コルティナの地名は「囲まれた場所」からきています。

なぜならコルティナはアンペッツォ渓谷の中心に位置し、2009年にユネスコ世界自然遺産にも登録された独特の灰白色の岩峰群(ドロミーティ)に360度囲まれているからです。その景観は「ドロミーティの女王」と称され、長年にわたり、人々を魅了してきました。

この地に最初に目を付けたのは、イタリアの上流階級の人たち。19世紀中旬に鉄道が通ると、イギリスやドイツ・ロシアなどの裕福な人々が訪れるようになり、一気に有名になりました。

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