【冬季五輪】世界遺産が舞台「コルティナ」ってどんな街?ミラノ"じゃないほう"の開催地。スキーコース総延長1200km、「バラ色の岩壁」の絶景

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魅力1)2億年をかけた地層の重なり「ドロミーティ」の絶景を楽しめるスキーとスノーボード

イタリアの北部、オーストリアとの国境から30kmほどに位置するコルティナ。急峻な岩峰が大迫力の絶景である世界遺産「ドロミーティ」の東側の玄関口にあたります。

スキーリゾートとしても名高いコルティナの周りには、盆地状の街を囲むように複数のスキーエリアが点在しています。

もちろん一番人気のアクティビティは、11月末から4月末まで楽しめるスキーとスノーボード。12のスキーエリアがあり、450ものリフトが設備されています。コースの総延長は1200km以上で、全部を制覇するのに1週間以上かかるといわれるほどです。

ちなみに日本では、志賀高原マウンテンリゾートの総延長約83kmが国内最大級とのこと。規模の差に驚きます。

コルティナには、世界自然遺産のドロミーティ沿いをいくつかのスキー場を経由しながら1周する「セラ・ロンダ」というコースがあり、その総距離は40kmにもなります。

このほかにも、コルティナの街から西側に位置する「トファーネ」エリアには、ケーブルカーで2828mの山頂付近まで行き、絶景を楽しみながら標高1200mのコルティナの街まで滑り降りる、約11kmの人気コースもあります。

日本人が「アルペン」で銀メダル

オリンピックに関係する2つのコースも紹介しておきましょう。

1つ目は「オリンピア・デッレ・トファーネ」。

今回は、女子アルペンスキーの会場になっています。全長2.56km、標高差は約750m、最大傾斜度は64%という急斜面を含み、女子アルペンスキーワールドカップの高速系種目(ダウンヒル、スーパー大回転)でも使われています。

もう1つは、日本人にも縁があるコース「コル・ドゥルシェ」。

最大傾斜度は66%で、全長900m、標高差は330m。1956年の冬季オリンピックの際には、このうちの617mをコースとして使用し、日本人で初めてアルペン種目(男子回転)で銀メダルを獲得した猪谷千春選手が滑りました。日本人がアルペン種目でメダルを獲得したのは、この1回だけなんですね。

ちなみに、コルティナの街の東側にある「ファローリア」エリアまでは、街のバスターミナルの裏にあるロープウェイから直接アクセスできますが、そのほかのスキー場エリアまでは、スキーパス保有者は無料シャトルバス、またはタクシーを使います。

バスは街の中心にある高い塔が目印の聖フィリッポ・聖ヤコボ教会の裏手にあるローマ広場、バスターミナル、各ホテルの前から乗車でき、滞在する場所にもよりますがいずれも10~15分程度で到着します。

魅力2)スキー以外にも四季を通して楽しめるアクティビティが豊富

スキーやスノーボード以外で楽しめるものに、犬ぞりがあります。

国際的な競技の参加経験もあるインストラクターが指導したシベリアン・ハスキーが引くそりに乗り、白銀の世界を走り抜ける爽快感はたまりません。そりの操縦や準備、犬の行動に関する座学のレッスンを受ければ、誰でも体験可能です。

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