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【冬季五輪】世界遺産が舞台「コルティナ」ってどんな街?ミラノ"じゃないほう"の開催地。スキーコース総延長1200km、「バラ色の岩壁」の絶景

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  • 相川 美保 オランダ在住ライター(海外書き人クラブ)
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ブランドショップなど主な店舗は、このイタリア通りと、1本隣のマルコーニ通りに集中しています。

日が暮れてくると、ショッピング目当ての人でにぎわうイタリア通り。年中無休で歩行者天国になっている(写真:筆者撮影)
ライトアップされたイタリア通りにある建物。道は石畳が続く(写真:筆者撮影)

ところでメインストリートであるイタリア通りという名前にはちょっとユニークな由来があります。

コルティナは、オーストリアの国境に近いため、常に戦争の影響を受けていました。

第1次世界大戦末期にイタリアに併合される前は、1420年にベネチア共和国、1511年にオーストリア大公であったハプスブルク家のマクシミリアン1世が征服。第1次世界大戦中はドイツ軍に侵攻されています。

苦難の占領時代を過ごし、終戦後に何百年にもわたるオーストリア統治に別れを告げ、イタリア領になったのです。

そして、そのときに愛国心強化を図るため「イタリア通り」と命名されました。イタリア通りには、マクシミリアン1世の記念碑も置かれています。

街並みは「おとぎ話の世界」

街は、シャレーと呼ばれる木組と石材を使った山小屋風の家々が軒を連ねます。家の壁にはカラフルなフレスコ壁画が描かれ、おとぎ話の世界に足を踏み込んでしまったかのようです。

パステルカラーのフレスコ壁画や装飾が目を惹く(写真:筆者撮影)
装飾された窓枠と、屋根にちょこんと乗せられた木彫りのウサギ(写真:筆者撮影)

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【教会内部に一歩足を踏み込むと…】

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