【冬季五輪】世界遺産が舞台「コルティナ」ってどんな街?ミラノ"じゃないほう"の開催地。スキーコース総延長1200km、「バラ色の岩壁」の絶景

✎ 1〜 ✎ 38 ✎ 39 ✎ 40 ✎ 41
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

街の中でひときわ目を引く高い塔は、聖フィリッポ・聖ヤコボ教会。18世紀後半に建てられた古典的バロック様式の教会です。1852年に建立された鐘楼の塔の高さは73mあり、ドロミーティを形成する白い岩石が用いられています。

聖フィリッポ・聖ヤコボ教会
聖フィリッポ・聖ヤコボ教会。青い空に白い岩石の塔が映える(写真:筆者撮影)

教会内部に一歩足を踏み入れると、優しいピンク色の天井とフレスコ画が目に入ります。

1773年に制作された主祭壇
1773年に制作された主祭壇は木製で、漆喰で装飾されている。ピカピカに磨かれた漆喰が、丁寧に手入れをされていることを物語っている(写真:筆者撮影)
教会にあるパイプオルガン
教会にあるパイプオルガンは3078本ものパイプを有し、ミサやチャペルコンサートで荘厳な音色と響きを体験できる。コンサートは不定期開催、ミサは通常、平日の夕方、土曜夜、日曜・祝日の午前中に開催。変更もあるので、正面扉にある教会の掲示板を要確認(写真:筆者撮影)

絶対に見逃してはいけない「瞬間」

魅力5)あなたは見られるか?岩壁がバラ色に染まる「アルペングロー」

コルティナでは、「絶対に見逃してはいけない瞬間」というものが存在します。それは「エンロザディーラ(Enrosadira:バラ色になるの意)」、または「アルペングロー」とも呼ばれる現象です。

これは、日が沈むときに山々がほんの数秒だけバラ色になり、次第にうっすらと紫色に変わっていく幻想的な現象を指します。ドロミーティに含まれる特有の鉱物質が日没の低角度の太陽光を反射し、それに大気の条件も加わって、岩壁がピンク色を帯びるのです。

次ページ「エンロザディーラ」の言い伝え
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事