BYDが軽自動車規格の電気自動車(EV)の導入を発表した2025年。日本勢でこのカテゴリーに登場した唯一のニューモデルが、ホンダ「N-ONE e:(エヌワンイー)」だった。
2年前に発表された商用車の「N-VAN e:(エヌバンイー)」に続く、ホンダの軽EV第2弾で、プラットフォームやパワートレインは、基本的に共通。既存のエンジン車のボディを活用しているところも同じだ。
でも、フロントマスクぐらいしかエンジン車との違いが見当たらないN-VAN e:に対して、N-ONE e:のノーズまわりは、別の車種かと思うほど違う。
エンジン車の「N-ONE(エヌワン)」は、ホンダ初の軽乗用車だった1967年発売の「N360」をモチーフとしたフロントマスクを持っていた。
N-ONE、N-VAN e:との相違はどこに?
ヘッドランプがグリルを模したブラックパネルより少し上に飛び出しており、ランプがない部分のエンジンフードは一段低く。さらに台形フォルムを強調するために、フロントマスク全体が少し後傾していた。
それに比べるとN-ONE e:のノーズは、スクエアに近い。これはN-VAN e:から、前輪を駆動するモーターの上に充電機器などを積み重ねたレイアウトを、そのまま引き継いだことが影響しているようだ。
N-VAN e:は何よりも空間効率重視なので、駆動用バッテリーを床下に薄く敷き詰め、それ以外の走行系メカニズムをモーターから充電口に至るまで、ノーズに集結させている。
また、N-VAN e:の全高は、1950〜1960mmと、軽自動車規格いっぱいの2mに近い。
一方、N-ONE e:の全高は1545mmで、全高は一般的なタワーパーキングに収まる数字であり、ハッチバックと呼べる。しかしながら、パワートレインについてはN-VAN e:のそれを引き継いだ。その結果が、ノーズ形状の変更につながったようだ。


















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