ヘッドランプは丸型をエンジン車から受け継ぎつつ、ウィンカーを兼ねたデイタイムランプのリングを3分割としながら、中の内側2つを角形LEDとしてモダンな雰囲気を加えている。
このランプや普通と急速、2つの充電口が埋め込まれる黒いフロントフェイスに、破棄されたバンパーのリサイクル材を採用していることはN-VAN e:と同じだが、両端が丸められたパネルと奥目がちなヘッドランプの組み合わせには、既視感があった。
それは、「Honda e(ホンダe)」である。
世界的にそのデザインが高く評価されながら、高価格や航続距離の短さがネックになり短命に終わった、ホンダ初の量販EVだ。
このあたりのストーリーは、BMWが量販EV第1号として革新的な内容の「i3」を送り出したものの、思ったように売り上げを伸ばせず、その後は「iX1」や「i7」など、エンジン車と車体を共通とする車種を主力としていった流れを思い出す。
ホンダも、中型車以上のクラスでは専用設計EVの「0(ゼロ)」シリーズを送り出す予定だが、軽乗用車は日本専用規格でありコスト面で厳しいジャンルだ。エンジン車や商用車との共用部分を増やすのは、当然であろう。
EVらしさを表現したリアまわり
驚くのは、リアのデザインも一新していることだ。コンビランプがクリアレンズになっただけでなく、ナンバープレートの位置を下げ、パネルに加えリアウィンドーまで新造することで、張りのある面を強調している。
フロントもそうだが、線ではなく面で見せるスタイリングになっていて、多くのEVが取り入れているシームレスなデザインを、うまく表現していると思う。
N-ONE e:と比べると、N-ONEにはエンジン車っぽい演出があちこちにあることも教えられた。
インテリアは、エクステリア以上にエンジン車とは違う。インパネだけでなくフロントシートやドアトリムまで別物だ。


















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