「壮絶なアトピー体験」を"お笑い"に昇華――かき傷で全身血だらけ、食べられる食材はたった3つ。34歳全身タイツ芸人がそれでも持ち続けた"夢"
「今でこそ、肌がほぼ人並みのなめらかな肌に戻った」というが、かつては全身が赤く腫れ、かぶれていた。
サメ肌のようになっているところもあり、カサカサと皮膚が剥けた箇所もあった。割れている箇所からは血がにじみ、まばたきをするのも、腕の関節を曲げ伸ばしするのもつらいほどだった。
「関節を曲げないよう歩いていたら、おおらかで楽観的な家族に、“歩く姿がロボコップみたいだな”って笑われたこともあります」と、お笑い芸人らしくネタにする。
パジャマもシーツも血まみれの日々
ちびシャトルさんの記憶にある最初のアレルギー反応は、幼稚園の頃だった。
「節分行事のときに落花生を食べて、嘔吐してしまったんです。あとでマメ科やナッツ類にアレルギー反応を起こす体質だとわかりました」
ちびシャトルさんが母から聞いたところによると、物心がつく前からアレルギーと思われる症状が出ていたという。異常なほどのかゆみで、1日中掻きむしりが止まらない。服もパジャマもシーツも血まみれになった。
「寝ている間は無意識にかいてしまうから、自分の腕をベッドにロープで縛り付けようと考えたんです。両親に毎日縄の締めほどきを補助してもらっていました」と話す仰天ぶり。
かゆみのため快眠できる日はなく、常に寝不足だった。
中学1年生のときに初めて大学病院へ。検査を受けたところ、極度のアレルギー体質であることが発覚した。一般成人男性の平均IgE値(アレルギー数値)が170とされるところ、ちびシャトルさんはなんと“1万5000”。約100倍だった。


















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