AI活用が進まない日本市場へ本格参入──「業務に組み込むAI」を掲げるGensparkは、何を変えようとしているのか

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OpenAIのトーマス・ジェン氏
OpenAIのトーマス・ジェン氏(筆者撮影)

「雑務」を消すAI、その先にあるもの

COOのウェン・サン氏は「知識労働者は業務時間の80%を雑務に費やし、本来の価値を生む仕事に使えるのは20%にすぎない」と指摘した。Gensparkの目標は、その80%を自動化することだ。

発表会のスライドとCOOのウェン・サン氏
「雑務の80%を削減し、需要を10倍に」とサン氏は説明した(筆者撮影)

すでに成果は出始めている。発表会で紹介された導入企業にはADK、SBI、NTTデータ、パナソニック、テクノプロなど日本の大手企業が含まれる。法人向けサービス開始からわずか8週間で1000社以上が導入したという。

発表会のスライドとCOOのウェン・サン氏
法人向けサービス開始から8週間で1000社以上が導入した(筆者撮影)

AIエージェント市場では、2025年12月にMetaが中国発のスタートアップManusを20億ドル超で買収するなど、大型の動きが相次いでいる。GensparkはMicrosoftやOpenAIとの協業を軸に独自のポジションを築きつつある。

ジン氏は「日本では今週からテレビCM、地下鉄広告、エレベーター広告を展開する。すべての人にAIが今できることを知ってほしい」と意気込んだ。

石井 徹 モバイル・ITライター

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いしい とおる / Toru Ishii

1990年生まれ。神奈川県出身。専修大学法学部卒業。携帯電話専門媒体で記者としてのキャリアをスタート。フリーランス転身後、スマートフォン、AI、自動運転など最新テクノロジーの動向を幅広く取材している。Xアカウント:@ishiit_aroka

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