AI活用が進まない日本市場へ本格参入──「業務に組み込むAI」を掲げるGensparkは、何を変えようとしているのか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

エンタープライズ向けの営業を担当する中島隆行氏は「日本のお客様はスライド1枚にもこだわりがある。AIが生成した内容をそのまま使うのではなく、細かい修正ができることが重要」と話す。Gensparkでは生成後の編集機能を充実させ、既存のテンプレートを読み込ませて「自社らしい」資料を作ることもできる。

Microsoftが決算で言及した「パートナー」

発表会にはOpenAI、AWS、Microsoft日本法人の幹部も登壇した。テクノロジー大手がスタートアップの発表会に顔をそろえるのは異例だ。

ジューCTO(左)とAWSのエリック・チェン氏
ジューCTO(左)とAWSのエリック・チェン氏(右)が握手(筆者撮影)

とりわけ注目すべきはMicrosoftとの関係だ。Microsoftが2025年11月に立ち上げた「Agent 365」プラットフォームでは、GensparkがServiceNow、Workdayと並ぶパートナーとして紹介されている。

日本マイクロソフト執行役員常務の岡嵜禎氏は「AIエージェントをいかに安心安全に活用するかは、企業のホットトピックになりつつある」と述べた。Gensparkの技術をMicrosoftのセキュリティ・ガバナンス基盤と組み合わせることで、エンタープライズ向けの展開を加速させる狙いがある。

日本マイクロソフト執行役員常務の岡嵜禎氏
日本マイクロソフト執行役員常務の岡嵜禎氏(筆者撮影)

OpenAIでアジア太平洋地域のスタートアップ責任者を務めるトーマス・ジェン氏も「Gensparkは私たちのRealtime APIを最初に活用したパートナーの1社だ」と協業の深さを強調した。GensparkのAI電話代行機能「Call For Me」はOpenAIの音声技術を基盤としている。

次ページ法人向けサービス開始からわずか8週間で1000社以上が導入
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事