保険の相談をする相手を間違えてはいけない 枝葉末節な保険知識は不要!

✎ 1〜 ✎ 22 ✎ 23 ✎ 24 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

自分で勉強してみると、自動車保険や火災保険のような損害保険は自分で保険を選べるようになります。ところが生命保険は、わかったようでも自分で保険を選ぶことまで、なかなか自信が持てないようです。どうしても誰かに相談して「それで大丈夫です」と太鼓判を押してもらわないと、心もとないのです。

損害保険はニーズがはっきりしているのに、生命保険は目的が茫漠としていることがその一因です。自動車保険ならば必要な保障額がいくらなのか簡単にわかります。ところが生命保険の場合、家族にいくらお金を残したらよいのか自分ではなかなか決められないのです。「あなたに必要な保険はこれ」、「必要な保障額はこれだけ」と誰かに背中を押してもらわないと決断するのが難しいのです。

それでは、生命保険はいったい誰に相談するのがよいのでしょうか。

損しても十分に元の取れる保険相談とは?

世の中を見回すと、保険を相談するところがやたらと眼につきます。保険営業員、保険代理店や保険ショップ。最近では銀行、郵便局でも熱心に保険を説明してくれます。わざわざ出向かなくても、電話一本で向うからやってきて相談に乗ってくれます。

しかしそのかわりに、そこでは保険の勧誘を受けることを覚悟しておく必要があるでしょう。保険を売るのが商売なのですから、これは当たり前のことです。だから相談しても、「保険に入る必要はありません」とアドバイスしてくれるケースは考えにくいでしょう。なかには顧客の立場に立って「必要ありません」と助言してくれる立派な営業員もいるかも知れません。ただ常識的には、そこで中立的なアドバイスを期待できないことをしっかりと理解しておく必要があります。

そこでお勧めするのが有料の保険相談です。

有料保険相談をしている人たちの多くは、保険会社や銀行、保険代理店などには属さず独立して仕事をしているファイナンシャルプランナーです。保険を売ってその手数料で生活しているわけではありません。だから、完全に中立な立場でアドバイスすることができます。つまり、保険に入る必要がない場合には、はっきりと「その保険はいりません」と助言できる人たちです。

相談費用は1時間で1万円程度。通常は、1~2回の相談で終わるようです。「無料で相談できるのに、わざわざお金を払うなんてもったいない」と考えないことです。保険に入っている世帯は平均すると年間約40万円の生命保険料を払っています。仮にその2割が不要な保険だとすると、そこで年8万円節約できます。そう考えれば、1~2万円の相談料は安いものです。すぐに元を取り返せるどころか、長い間には大きな節約となります。

独立系のファイナンシャルプランナーはネット検索で簡単に見つけることができます。保険についての考え方を読んでみて、よさそうだと思える人を選べばよいのです。

次ページ保険相談、おすすめの3ステップとは?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事