信長には「犬」と呼ばれて可愛がられた
江戸時代、外様でありながら百万石もの大名に上り詰めた加賀前田家。その祖とされるのが、前田利家である。NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』でも注目を集めることになりそうだが、どんな人物だったのか。
利家は天文7(1539)年、尾張の荒子に荒子前田家の当主である前田利春(利昌)の4男として生まれる。当時の荒子は、織田家の宿老・林秀貞の勢力下にあった。秀貞はもともと信長付きの家臣だったが、やがて信長の弟・織田信勝(一般には「信行」の名前で知られる)の擁立に動く。
それにもかかわらず、利家は天文20(1551)年頃、織田信長のほうに小姓として仕えている。利家13才、信長18才のときのことだ。
信長は青年時代に奇抜なファッションと奇異なふるまいで「うつけ(ばか者)」とされていたことで知られているが、利家もまた信長とつるみながら「うつけ」「傾奇者(かぶきもの)」と呼ばれていた。


















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