「4代目プリウス」乗ってわかった真のスゴさ

試乗リポートを最速で公開!

3代目まではダッシュボードの位置が高く、前方視界が良くなかったが4代目は、バンパーが着座位置から見えないように、フロントノーズを下げて、取り回しの良さを向上。カウルも60mm以上下げ、三角窓の構成を変えて、ピラーの見え方を改善し、ピラー細幅化で、ガラス面積を拡大した

興味深いことに、15インチタイヤ+ニッケル水素電池の組み合わせのほうが、17インチタイヤ+リチウムイオン電池と比べて、アンダーステアが出やすい傾向にある。ニッケル水素電池とリチウムイオン電池で15kg程度の重量の違いがあるため、足回りのセッティングを変えているせいかもしれない。ただし、これはサーキット走行時に感じた程度で、一般的な走行ではその差が明らかに出ることはないだろう。

むしろ、気にすべきは17インチ+リチウムイオン電池の組み合わせのほうが、一般道での乗り味が上質になっているという点だろう。一般的にホイールをインチアップしてもタイヤの外径は変わらないので、タイヤは薄くなる。専門的に言うと扁平率といってタイヤの高さをタイヤの幅で割って算出した数字だ。この扁平率が小さくなるほどハンドルの動きに対しては機敏になるが半面、乗り心地は悪化する傾向がある。

17インチタイヤのほうが上質な乗り心地

試乗ステージを外周路に移して、主に乗り心地をテストすると、15インチで扁平率の高いタイヤのほうが厚みのあるタイヤを履くモデルの方が乗り心地はいいのかと思いきや、17インチモデルのほうが上質感は高いのだ。

これはいずれの仕様にも共通することだが、路面からの入力をむやみに抑えるのではなく、ある程度の入力は許しつつ、迅速に収束させることで、上質な乗り味を生んでいる。ただし、17インチのほうがクルマの動きが滑らかに感じ、操舵時の姿勢の変化もよりリニアに感じる。

限られた試乗時間では燃費を測定することはできなかったが、アクセルやブレーキの操作にあわせて、アンビエントライトの色が変化して、エコドライブを促すといった工夫がなされている。JC08モードで40km/Lという数字を叩き出すだけではなく、実燃費も向上させようとしている。また、近い将来、さらに厳しい燃費測定モードがグローバルスタンダードとして導入される予定だが、4代目プリウスでは将来の燃費基準も視野に入れて開発されているという。

最後に、「トヨタセーフティセンスP」を試す好機を得た。先に発表された「トヨタセーフティセンスC」が、単眼カメラとレーザーレーダーを組み合わせているのに対して、「P」では単眼カメラとミリ波レーダーを組み合わせる。

次ページ初代からの流れも改めて振り返ろう
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