4代目プリウス、密かに進む値引き交渉の実態 12月発売目前!コミコミいくらで買えるのか

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「東京モーターショー2015」にも出展された4代目プリウス。デザインは賛否両論の意見もある(撮影:鈴木 紳平)

12月9日の国内発売を控え、何かと話題の尽きない4代目「プリウス」。改めて説明するまでもなく、トヨタ自動車が送り出すエンジンとモーターを併用して走るハイブリッド車(HV)の代表選手だ。コンパクトHVの「アクア」と並んで、ピーク時には年間20万~30万台を売るトヨタ国内販売のドル箱でもある。

プリウスは、高級車ブランド「レクサス」を除くトヨタの国内販売4系列(トヨタ店、カローラ店、ネッツ店、トヨペット店)のすべてで取り扱っている。すでにこれら全国のトヨタ系販売店では、メーカー側から新型として切り替わる4代目プリウスの販売価格が伝えられ、本稿執筆時点では正式な予約受注が始まっている。

車両価格は最安242万9000円

筆者は独自ルートにより、現時点では原則として一般のお客に配られていない4代目プリウスの車両本体価格情報を入手した。それによると、4代目プリウスで最も廉価なのはFF=前輪駆動の「E」と呼ばれるグレードで、その車両本体価格は242万9000円(税込み概算)。対して現行である3代目プリウスは最安グレードが223万2000円(同)。全体的には10万~20万円前後の引き上げとなる。詳細は筆者調べの別表をご覧頂きたい。

4代目プリウスは、最高で40km/L(ガソリン1リットル当たりの走行距離、JC08モード、以下すべて同じ)と燃費性能を従来から約2割向上。最新の環境・安全装備を備えたほか、トヨタが「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」と呼ぶ新しい考え方に沿って開発されたプラットフォームを初めて採用する。ボディ剛性を高め、エンジンやトランスミッションといったパワートレーンを低い位置に搭載して重心を低くし、操縦安定性や乗り心地を向上させているとされる。

これらが3代目に比べて4代目の価格設定が上がった主因だ。では、この4代目プリウスはいったいいくらで買えるのか。今回は現行(3代目)と新型(4代目)のプリウス、「カローラアクシオ」「カムリ」「クラウン・ロイヤルサルーン」の各HV仕様の主要グレードについて、概算見積もり額を算出して比較してみた。値引きは考慮していない金額となる。

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