3カ月で娘の「偏差値20UP」母がハマった落とし穴 「子の気持ちわかったつもりだった…」 《中学受験》で子どもを壊さないために親がすべきこと

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勉強前にポジティブな気持ちになれると、その気持ちは勉強にプラスの効果をもたらします。思考力やひらめきが抑制されることがなくなり、のびのびと実力を発揮できるようになるのです。

勉強とは何の関係もない、ちょっとした会話が勉強の質を変えてくれるというわけです。このように、勉強をはじめる前のちょっとした会話が、親子の距離を近づけるとともに、勉強のハードルを下げてくれます。

たった数分のアイスブレイクが、「今日もがんばってみよう」という気持ちを引き出すスイッチになるのです。

■ポイント
・勉強前のアイスブレイクが「話を聞いてもらえた」という安心感をもたらし、勉強へのモチベーションを高めてくれる
・勉強前にポジティブな気持ちになれると、のびのびと実力を発揮できるようになる

「がんばればいいことがある」

親と子どもが信頼しあって楽しく勉強を続けていくために、まず親が心がけたいのは約束を守ること。たとえば、子どもと一緒に「今日は計算10問できたら勉強は終わりね」と決めたとします。すると子どもは、そのゴールを目指して一生懸命にがんばります。

そして、想定よりも早く10問を解き終わったとしましょう。そのときに、「じゃあ、あと5問やろうか!」と追加するのはNGです。

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そのような言葉を積み重ねることで「ママはいつも約束を守ってくれない……」と心や脳に刻まれ、やがて子どもは「がんばれば損をする」と感じて、力を出し惜しみするようになります。勉強に対する意欲が落ちるだけでなく、親子の信頼関係も失われてしまうのです。

大切なのは、どんなに小さな約束でも守ること。「10問できたから今日はおしまい! 早くできてよかったね」と、あっさりと切り上げるくらいがちょうどいいですね。そうすれば子どもは、気持ちよくその日の勉強を終えることができます。

もしかするとこのとき、あと5問追加してがんばったほうが子どもの学力は伸ばせるのかもしれません。ですが、ここで優先したほうがいいのは「あとどれだけがんばれるか」ではなく、「がんばってよかった」という達成感を味わうことのほうです。

その感覚を覚えていればきっと、この先も勉強をがんばることが楽しくなっていくはずです。

■ポイント
・親が約束を守ることで親子の間で信頼関係を築くことができ、子どもも前向きにがんばれるようになる
・「勉強をがんばってよかった」という達成感が、勉強を楽しくさせていく
井上 晴美 中学受験ママ力開花アカデミー主宰

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いのうえ はるみ / Harumi Inoue

3人娘の母。自然育児から一転、長女が小学5年生の秋に中学受験の世界へ。3カ月で偏差値20アップを達成するも、 管理型学習で娘の笑顔が消えたことから、個性と才能を認め育てるサポートへ180度転換。その結果、自立心・学習意欲・自走力が飛躍的に向上し、長女は桜蔭合格、次女も4つの習い事を続けながら桜蔭合格を果たす。大学でも長女は首席留学2回、次女は医学部首席4回と、中学受験で培った力が人生の宝に。2018年、中学受験ママ力開花アカデミー開講。以後7年間で偏差値10以上アップ82名、20以上アップ26名を輩出。御三家合格者を含む第1志望校合格率は86%。ママのサポート改革で、中学受験を親子の笑顔あふれる成長機会に変える支援を続けている。

著書に、『子どもの個性に合わせた声がけで偏差値10アップ! 中学受験を成功させるママのサポート50のポイント』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。

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