1世帯のお風呂リフォームが団地全体の大工事に発展?! 「水道の元栓が動かない」が引き起こした事件の顛末
そして団地の外にも助けとなる光を見出すきっかけになったのが、今回の「止水バルブの全戸一斉交換工事」につながる「お風呂のリフォームストップ事件」でした。
止水バルブの交換、って、どこから来た話なの?
最近のマンションには竣工時から長期修繕計画が用意されているようですが、築42年の当団地にそんなシャレたものはありません。2023年はとりわけ工事の多い年でしたが、どの工事も、当時の私にはまるで降って沸いたように感じられたものです。
Fさん「前年度総会で前理事長が持ち出した止水バルブの一斉交換工事の話やけどな。あれ、どこから来たんや? 過去の議事録を読み直してみたけど、話がつながらへん。3年前、B棟のお宅で止水バルブの交換があって、それに10万円もかかってるけど、これが発端か? みんなのお金を預かる理事会が一戸だけのためにお金を出すなんて、不公平やで。かといって、悪くなってないところも含めた全戸だと、120戸あるから総額1200万円にもなる工事や。うかつに手は出されへんぞ」
「おかしな話」なのかどうかも分からないポンコツ理事長ですが、耳の遠いFさんに代わって、当事者に突撃インタビューを開始しました。
私「もしもし? 3年前に止水バルブの交換があったんですって?」
当事者「はい、お風呂のリフォームしようと思って」
私「え? お風呂?」
当事者「止水バルブが固着していて工事が中断しちゃったんです」
お風呂のリフォームなら、私も経験済です。
確か、うちもPS内バルブは固着していたけど、幸い、芝生内バルブがかろうじて回ったから無事に工事をすることができた、って職人さんが言ってたな……。
私「PS内バルブも芝生内バルブも、両方固着していたんですか?」
当事者「母も私もよくわからなくて……バルブの交換ができるまでずっと、私の車で銭湯通いだったんですよ~。高齢の両親は本当に大変でした……」
私「大変でしたね……で、バルブの交換にかかったお金は?」
当事者「当時の理事長さんが管理会社に発注して、12万円のところを10万円に負けさせた、って聞いています。代金は管理組合が負担してくれました」

















