電通マンが見た「タワマン管理組合」驚きの"実態" それはポストにあった1通の封筒から始まった

タワーマンション管理組合理事長、通称「タワマン理事長」の役割とは?(イラスト:瑠璃/PIXTA)
首都圏で念願のタワーマンションを購入した電通マンが、ある日突然マンション管理組合の理事長になってしまった――。理事長就任後、管理会社がほとんど役に立たないため、クレームやトラブルを一手に引き受けることとなるが、電通マンとしての課題解決力で任期を乗り切れるのか!?
『タワマン理事長 - ある電通マンの記録』より一部抜粋・編集してお届けします(全3回。今回は1回目)
運命を変えた一通の手紙
理想の住まいを手にし、夢のように幸せな日々。
ある日、そこに暗雲をもたらす一通の封筒が郵便ポストに入れられていました。封を開けてみると、中には「次期管理組合役員就任をお願いします」という旨の手紙が。
年に一度の通常総会で役員を選出することは知っていましたが、もしもそこに私が出席して役員として承認されても「ま、なんとかなるだろう」くらいの軽い考えでいました。
迎えた当日。通常総会を終えた後、マンション内の共用会議室で第1回理事会が開催されました。通常総会は別の場所で和やかに開かれていましたが、共用会議室に移動した時点から、その場は一気に重々しい雰囲気に。
第1回の議題は新任理事の担当決めです。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら