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もはや他人事ではない…もしも自社で「リベンジ退職」が発生したら、リアルにどう対応すればいい?

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(3)予兆の早期発見

リベンジ退職の兆候を早期に察知するためには、従業員の行動変化に注意を払うことが重要です。注意すべきサインとしては、

・会議での発言が減る、否定的な発言が増える
・同僚との交流が少なくなる
・業務への積極性が低下する
・遅刻や欠勤が増える
・ため息が多く表情が暗くなる
・突然感情を露わにする

等が挙げられます。

直属の上司だけでなく、複数の管理職で情報を共有し、気になる変化があった場合は速やかに個別面談を実施します。また、従業員へのヒアリング調査を定期的に行い、不満や課題を早めに見つけて対応することで、深刻な問題に発展する前に解決できます。

自社の現状に合わせて段階的に「予防」に取り組む

(4)継続的な改善

『企業実務2月号』(日本実業出版社)。書影をクリックすると企業実務公式サイトにジャンプします

これらの取組みを効果的に実装するには、段階的な導入が重要です。すべてを一度に実施するのではなく、自社の現状に合わせて優先順位を付けて導入します。

改善の進捗状況を定期的に全社で共有し、計画→実行→確認→改善を繰り返すことで、持続的な職場環境の向上を図ります。

リベンジ退職は突発的にみえても、多くの場合は事前に兆候があります。最も重要なのは「予防」という視点です。

制度づくりと日頃からのコミュニケーションで良好な職場環境をつくり、問題が大きくなる前に対処することで、会社の成長と従業員の満足度向上の両方を実現できます。まずは定期的な面談などできることから始めることが重要です。

髙塲 寿勇(たかば としお)*公式サイトはこちら
上本町社会保険労務士事務所代表、社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー、メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種(ラインケアコース)。労務管理とメンタルヘルス支援を柱に、予防労務の視点から働きやすい環境づくりと、現場に即した定着支援に取り組む。

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