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「半熟vs.よく焼き論争」「ツナマヨが人気、タコのウニソースなど味多数」…。スペインの《ふわトロ国民食》、食べてわかった"変幻自在の凄さ"

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「ボカディージョ」と呼ばれるサンドイッチだ。中には、トルティージャなどを挟む。

ワイルドにアルミホイルで包まれ、リュックサックに詰め込む。持ち運びやすく、冷めても美味しい。

筆者も長距離移動の際は、必ずボカディージョを持参する(写真:筆者撮影)

私も長距離移動の際は、必ずボカディージョを持参する。スペイン人がバッグに忍ばせるボカディージョと、日本人のおにぎり。国は違えど、同じ感覚なのだと思う。

250年以上愛される「国民食」の起源

おにぎりにも深い歴史があるように、トルティージャにも長い時間の積み重ねがある。

スペインにおいてトルティージャについて書かれている一番古い文献は、農学者バルカルセルの1767年の著作『Agricultura General y Gobierno de la casa de campo(一般農業と田園の家の統治)』第3巻。そこには「じゃがいもはスペインでは通常、煮込み料理やオムレツに使われる」と記されている。

少なくとも250年前から、スペイン人はこの料理を食べていたことになる。

しかし、その歴史はさらに古い。トルティージャのルーツは古代に遡る。卵にさまざまな具材を混ぜて焼く料理は、古代ローマ時代から地中海地域に存在していた。ローマ人は「パティナ」と呼ばれる円形の容器で、玉ねぎや野菜、肉などを卵で固めた料理を作っていたという。

そこに転機が訪れる。16世紀、アメリカ大陸からじゃがいもがやってきたのだ。当初は家畜の餌とされていたが、やがて人々の食卓に上るようになり、いつしか卵と出会った。

日常的な卵と、新参者のじゃがいも。この組み合わせが「国民の味」となり、スペインを代表する料理が誕生したのだ。

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【「玉ねぎ論争」と「半熟論争」】

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