「半熟vs.よく焼き論争」「ツナマヨが人気、タコのウニソースなど味多数」…。スペインの《ふわトロ国民食》、食べてわかった"変幻自在の凄さ"
「ツナマヨは人気だね。でも、全部同じくらい出るのよ。だから『これ!』とは言えないの。お客さんはその日の気分で選ぶから。あなたも今日の気分で選びなさい」
ちなみに、この店のラインナップはこちら。
アリオリというのはにんにく入りマヨネーズのことで、チョリソはスペインのパプリカ入りのソーセージのことだ。
具なしで2ユーロ(約360円)~具が乗ったもので2.3ユーロ(約420円)と、懐にやさしい値段設定になっている。
この日は、ピリ辛とチョリソは置いていなかった。その日の気分でメニューが変わるのがスペインらしい。一方で、具なしとツナマヨ、ハムチーズは常にある不動の定番だ。
ほぼ全種類食べたことがある私は、今回、唯一食べたことがなかった「チキンとはちみつマスタード」を注文することにした。
“チキンとはちみつマスタード”のお味は?
では、いただきます!
パンをちぎり、その上にトルティージャを乗せてパクリ。一口食べて驚いた。
はちみつの丸みのある甘さがマスタードのピリッとした刺激を包み込み、予想外のまろやかさを生み出している。そこにチキンのジューシーさが加わると、三位一体の旨味が口の中で広がる。はちみつマスタードという組み合わせの妙に、すっかり虜になってしまった。
食べているうちに、時計の針が午後2時を過ぎた。作業服姿の職人、スーツ姿のビジネスマン、買い物帰りの主婦ーーあっという間に満席に。さまざまな人が狭い店内でトルティージャを頬張っている。


















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