「半熟vs.よく焼き論争」「ツナマヨが人気、タコのウニソースなど味多数」…。スペインの《ふわトロ国民食》、食べてわかった"変幻自在の凄さ"

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「ツナマヨは人気だね。でも、全部同じくらい出るのよ。だから『これ!』とは言えないの。お客さんはその日の気分で選ぶから。あなたも今日の気分で選びなさい」

ちなみに、この店のラインナップはこちら。

〈トルティージャメニュー〉
・具なし 
・ツナマヨ
・ハムチーズ
・ブルーチーズと玉ねぎキャラメリゼ
・アリオリと生ハムフレーク
・ボロネーゼ
・チョリソ
・カルボナーラ
・ピリ辛
・ベーコンチーズと玉ねぎキャラメリゼ
・チキンとはちみつマスタード

アリオリというのはにんにく入りマヨネーズのことで、チョリソはスペインのパプリカ入りのソーセージのことだ。

具なしで2ユーロ(約360円)~具が乗ったもので2.3ユーロ(約420円)と、懐にやさしい値段設定になっている。

この日は、ピリ辛とチョリソは置いていなかった。その日の気分でメニューが変わるのがスペインらしい。一方で、具なしとツナマヨ、ハムチーズは常にある不動の定番だ。

ほぼ全種類食べたことがある私は、今回、唯一食べたことがなかった「チキンとはちみつマスタード」を注文することにした。

焼きたてが次々とお皿に並ぶ
焼きたてが次々とお皿に並ぶ(写真:筆者撮影)

“チキンとはちみつマスタード”のお味は?

チキンとはちみつマスタード
チキンとはちみつマスタード(写真:筆者撮影)

では、いただきます!

パンをちぎり、その上にトルティージャを乗せてパクリ。一口食べて驚いた。

はちみつの丸みのある甘さがマスタードのピリッとした刺激を包み込み、予想外のまろやかさを生み出している。そこにチキンのジューシーさが加わると、三位一体の旨味が口の中で広がる。はちみつマスタードという組み合わせの妙に、すっかり虜になってしまった。

食べているうちに、時計の針が午後2時を過ぎた。作業服姿の職人、スーツ姿のビジネスマン、買い物帰りの主婦ーーあっという間に満席に。さまざまな人が狭い店内でトルティージャを頬張っている。

次ページ変わり種のスペイン風オムレツ
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事