「食後すぐお腹が空く」は糖尿病予備軍への入り口?→専門医が指南《血糖値スパイク》を防ぐ5つの食材
糖化を引き起こす主犯格ともいえるのは、食後の血糖値の急上昇、いわゆる「血糖値スパイク」です。しかし、この血糖値スパイクに気づかない人も多いのです。
我々のクリニックには、毎日多くの方が胃腸の悩みを抱えて来院されますが、時折こんな言葉を耳にします。
「私は昔から消化が良い体質で、食べてもすぐお腹が空くんですよ」
この状態は、一見消化がよく、健康的に聞こえるかもしれません。しかし、内視鏡専門医として数多の腸を診てきた我々の視点では、その認識は大きな誤解である場合が多いです。
「すぐにお腹が空く」という感覚は、その人の体が発する「血糖値の乱高下」という悲鳴である可能性があるからです。
今回は、そのメカニズムを正しく理解できるように解説したいと思います。
「消化の良さ」は“速さ”ではわからない
まず大前提として「消化が良い=胃から食べ物がなくなるのが速い」というのは、勘違いです。じつは、本当の「消化が良い」とは、「速さ」ではなく「効率の良さ」を指します。
効率の良さとは、「食べたものが、胃酸や消化酵素によって適切に分解、必要な栄養素がきちんと吸収、不要なものが理想的な便として排出」という、一連のプロセス全体がスムーズに行われることを意味します。
通常の食事であれば、胃の中に食べ物が滞在するのは約3〜4時間ほど。この間、胃もたれや不快感がなく、食後に過度な眠気に襲われることもない状態が理想です。そのうえで最終的に、翌朝に理想的なバナナ型のうんちとして対面できること。
これこそが、本当の意味での「消化が良い」状態といえます。

















