有能な人ほどハマる「私がいなきゃ」の献身が、組織を殺す理由
「良かれと思った献身」が部下を無能にする
「リーダーが率先して身を削る姿こそ美徳だ」というイメージを持つ人は少なくありません。しかし、リーダーが「自分が全部やってしまえば丸く収まる」と抱え込む自己犠牲は、実はチーム全体を思考停止に陥らせる原因となります。
リーダーが「最終的には自分が帳尻を合わせる」と動く姿を見て、メンバーは「最後は上司がやる」と学習し、自分の判断や成果へのオーナーシップ(当事者意識)を放棄してしまいます。その結果、メンバーは挑戦よりも依存を選び、成長の機会を奪われてしまうのです。
なぜ、有能なリーダーほどこの罠にハマるのでしょうか。実はその根底には、部下に厳しい要求をしたり、衝突したりするストレスを避けたいという「自己防衛」の心理が潜んでいます。
短期的な面倒を省く選択が、実は「教育責任」と「管理責任」というリーダー本来の責務を二重に放棄することに繋がっています。


















