たき火に手作りフルーツカクテル、海鮮野菜鍋…初めて会った仲間と和気あいあい。50代女子が経験した忘れられない"佐木島ナイト"

✎ 1〜 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 12
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

「さあ、熱いうちにどうぞ」

お腹はすごく減っています。「いただきます」と声を上げ、熱々の広島風お好み焼きを小さなヘラで切って口に運びました。

「おいしーい!」

イメージが変わるくらいのおいしさ

本当においしい!

私はそれまで広島風より大阪風のお好み焼きのほうが好みでしたが、これからはそうとは言えなくなりました。少し甘いソースと香ばしく焼かれた麺や卵、キャベツが渾然一体となって、いくら食べても飽きません。

結構量はあったのに、ペロリと食べてしまいました。「広島風お好み焼きのイメージが変わるくらい、おいしかったです」と伝えると、「だろ?」とゼンさんは得意げに笑いました。

お昼代くらいはと皆で出したお金を、「今日は商売じゃないから」と固辞され、お世話になりっぱなしのままゼンさんの家を辞することになりました。

さらに、ゼンさんは荷物を取りにいく私たちをミカンの家まで車で連れて行き、その後そのまま港まで送ってくれました。結局、免許取り立てのミカンの軽トラックには、一度も乗らずにすみました。

この連載の一覧はこちら

港には初日に泊まった鷺邸の女将、カツ子さんもお客さんを送りに来ていました。佐木島で出会った人が港に一堂に会した数分間でした。

「また来ますね!」

私と友人Mはカツ子さん、ゼンさんと固い握手を交わし、ミカンともハグしてから船に乗りました。

余韻を味わう暇もないほど、船はすぐに出港します。小さくなっていく港の人たちに手を振りながら、Mと「絶対また来ようね」「今度はもっといいものお土産に持っていこう」と約束しました。

漫画ページに続きます。
次ページ漫画ページに続きます
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事